先日、あるいけ花の流派のかたと短い時間ながらお話をすることが
できました。東京本部から技術指導のために仙台へ来られ、そこに
当店がお花を配達した時のとこです。現在、いけ花の流派を問わず
どこも若手の育成ができず大変な状況にあります。いけ花にも「級」や
「段」のような階級があり、それを進むことで実力をつけていく世界
ですが、現在ほとんどの流派では最低の入門初級に当たる人が少なく
師範クラスほど人が多いという逆ピラミット現象が起きているんです。
厚生労働省が出している年代別の人口比率の棒グラフをそのまま
写したような格好です。そんな状態にあって、いけ花の世界の方々と
お花屋さんがする会話は「景気はどうですか?」です。文化の継承を
連綿と続ける事に主軸を置くいけ花の先生たちから景気の話が出る
のも珍しくなくなりましたが、本来はこうあるべきじゃないですよね。
店長です、こんにちわ。景気を最前線で気にしなければならない男…。
06/7/31 掲載
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